飲食店やコンビニ・スーパー、各種施設の食堂や水産加工工場・食品加工工場などの、グリストラップ設備に、設置が義務付けられているグリストラップ内の油分を自動で回収する装置です。他社の油水分離装置とはまったく異なる手法で油分を回収するため、含水率が低く、これまで産業廃棄物として廃棄していたものが、再利用可能な燃料や原料として、業者が買い取る“有価物”となります。
頻繁に行わなければならないグリストラップの清掃を自動化することで、人的労働が削減するとともに、常に清潔に。
グリストラップ内を常に清潔な状態に維持できるので、スカム(油脂汚泥)が溜まることなく、悪臭・害虫発生の原因を除去。
グリストラップ内の清掃が不要になるため、清掃費のコストがかからないうえ、オイルトリックの運用コストは安価。
高い油脂分離能力で、油脂分を回収。浄化槽・下水道の配管のつまりも防止でき、環境にも配慮。
装置の稼働時間と休止時間を自由に設定することができるため、効率的な自動運転による回収を実現します。
例:水産加工場でのランニングコストは
1,000円/月 前後
油脂分・浮遊物がグリストラップに
溜まってくるタイミングで
稼働するよう設定
油分を分解する薬品や微生物などは使用せず、シンプルな構造で油脂分を回収するので安全です。
シンプルな構造のため、壊れにくくメンテもしやすいのが特徴で、コストを抑えることができます。
オイルトリックのランニングコストは、設備を動かす電気代のみ。シンプルな設計により電気代も安く収まります。また、グリストラップの運用費を軽減することが可能に。
油脂分の含水率が低いため、回収した油脂分は廃棄物ではなく燃料や原料として再利用が可能となります。コストをかけて廃棄するはずの油脂分が有価物となります。
排水を一旦堰き止めて置くだけのグリストラップをそのまま放置しておくと、スカム(油脂汚泥)が溜り、悪臭や害虫の発生要因となります。自動回収装置で常に清潔に保つことができます。
油分回収率が高いため、下水道に排出する排水には、ほとんど油分が含まれていません。
グリストラップ内に設置したスキマーが油分混入排水を吸い込み、オイルトリックに送り込みます。
オイルトリックの下部から上部に排水が浮上する際に生じる、油脂分と水分の比重差による浮上速度差を利用して油脂分を水面に集めます。
水面に集めた油脂分は、樹脂製の油脂回収ローラーに付着し、ヘラ状のシューターによって回収されます。
ご利用の用途・規模などに応じて、最適な仕様にて「オイルトリック」を製造いたします。そのため、導入・稼働開始まではお問い合わせから1カ月半~3カ月程度のお時間をいただいております。
*仕様によって導入までの期間が変わります
ご要望に応じてさまざまな仕様にてご対応いたします。まずはお問い合わせください。お問い合わせは電話、または24時間受付のWebサイトお問い合わせフォームから。
油水分離自動回収装置「オイルトリック」は、熊本県・天草の水産加工会社よりご依頼いただき、開発・導入させていただきました。魚を加工する工程で排出される油分のみをグリストラップから回収することができ、また、排水にはほとんど油分が含まれていないため、海や河川を汚染しません。回収される油分は、油質によっては有機飼料や再生燃料としての再利用も可能です。そのほか、機械部品加工会社などの切削油を使用するう工場などでもご利用いただけます。
設置の際に、使用用途に応じて調整をいたします。その後のご使用に関しては、基本的に電源のON/OFFのみ。難しい操作はありません。数週間に1度程度、簡単なメンテナンスだけが必要です。
独自開発のシンプル構造ですので、メンテナンスはとても簡単。また、頑強な造りのため壊れにくく、連続運転性能も高くなっています。
グリストラップ設備の近くに設置することをおすすめしますが、現場の条件で設置が難しい場合は、配管を延長いたしますのでご相談ください。